40代以上こそ

感度の高いモデルや文化人をはじめ美容の本質を追求する人々を魅了してやまないTWIGGY.の松浦美穂さん。自然派のカフェを併設する彼女の菌へのこだわりや自身の食事法とは?40代・50代に必要な美容・健康と自然治癒力の考えはためになることばかりです。

菌が自然治癒力を上げる日本古来の知恵

サロンに自然派のカフェを併設されていますね

「29年前ロンドンに住んでいた当時、一人目を妊娠・出産したんです。その時にイタリア人の友達が『オーガニックショップで買い物をするといいよ』と教えてくれたものの、89年より前の日本にはそういった店も少なく、全く興味がなかった。しかしその友人に薬草を使った自然治癒の考えはそもそも東洋の発想だったと言われたんです。「あなた日本人なのに食べ物に陰と陽があることも知らないの?」って(笑)。それを聞いて、幼少のころ14歳上の姉の貧血がひどくて、ヨモギのお茶やニンジンをガーゼで絞って飲んでいたことを思いだしたんです。すっかり忘れていた記憶が30年近くの時を経て思い出され、その時はじめて点と点がつながったんですよね」

3年前、カフェのオープンに踏み切ったのは?

「12年前から秋田でお米をつくりはじめたんです。減反政策で開いている田んぼがあるから作ってみるか?と誘われ、2人目の当時2才の子供への食育にも役立つかと思って。やっているうちに、農薬を使った効率重視のコメ作りへの疑問も湧くようになりました。早さを追求するのではなく、古い家具を塗り替えて暮らすような、ふるきを大事にする日本の美しさを再認識したんです。さらに、自分が作ったものを食べる事で自分の細胞ができて菌が作られていくこと、その常在菌を持った私が、ぬかみそやお味噌を作ることでまた菌が自分の体に入っていき、自分の病気を治していく。日本には昔から伝わる素晴らしい発酵食品にあふれています。それなら、自分でお米を作ることを決めた私としては一回カフェを開いた方がいいなと。無農薬や発酵物の推奨は29年前から行っていますが、3年前にサロンの上階が開いたことをきっかけにカフェを始めました」

食べるものは美容にも影響しそうですね

「手荒れをみればわかるんですが、進化した人ほど手荒れをしています。農薬を食べている人ほど菌が体の中で育てられず“自分菌”が無いから外からの抵抗力がないんです。無農薬を食べている人はインドなんかにいってもあまりお腹を壊さないんですよ。いま、無農薬は高級食材と考えられファッションやかっこいいものと思われているようですが、本当の無農薬の意味を知って欲しいです。無農薬って要は色んな菌がいっぱい入っているってこと。その菌を身体に入れることで自分がもっている常在菌を強くしていく、ということなんです」

自分たちが栄養を吸着しやすいカラダにしたらいい

ご自身の食事法はありますか?

「先日骨折したのをきっかけに、一般的なサプリではなく食べるもので補いたいなと思って調べてみたら、昆布は牛乳の7倍程のカルシウムやビタミンDが摂れると聞いて、早速私もやってみました。真昆布をお水につけて一晩寝かして、冷たいのを朝飲むとちょっとしょっぱくてとろっとしていてすごく美味しいんですよ。

それから、ヨーグルトに玉ねぎと塩を入れて前日に冷蔵庫にいれておくとまたさらに発酵します。ヨーグルトって菌が入りやすいので、冷蔵庫で丸一日寝かせたものをフルーツや生野菜、お肉にかけていただくとより身体に吸収しやすくなるんですよね。

50歳以上になっちゃうとカルシウムを摂っても、身体に残りずらいじゃないですか。それには、自分たちがカルシウムを吸着しやすいカラダにしたらいいんですって。カルシウムはビタミンDと一緒に摂るのは常識ですが、そこからもう少し深く掘り下げてみて昆布水やヨーグルトに出会った。それをさらに1日寝かしてもっと発酵させたものを継続して摂取していく。すると、吸着しやすい身体になって、より効率的に栄養を吸収できるんです。今回の骨折でそれを少し学んでいます。もちろん、ミネラルと骨気質である、リンとマグネシウムやコラーゲンの摂取もとても必要ですけどね」

40代以降は脳内物質をデトックスして

発酵食品をさらに発酵させるとは目から鱗の食事法ですね!

「納豆もそうですよ。朝ふたを開けてぐるぐるまわして器に入れて、冷蔵庫に置いておくんです。そこにちょっと塩を入れるのがポイント。なんでも発酵食品に塩をちょっとだけいれるとさらに発酵していくので。日本人は塩化ナトリウムを取りすぎているので、海や山で作られた“自然塩”をもっと取るべきなのです。それに夜だったらメカブやしらす、鯵を入れてもおいしいですよ。オメガ3のものをいれてみたり、マグロもいいですね。赤身も味の相性はすごおく良いです。めかぶに卵の黄身だけ落としても美味しい。夜に納豆を食べる事は脳にもいいんですけれど、血液の循環もよくするようで、それもいま取り入れています。

血液循環を良くすることが私たち40代以降には一番大事。夜、脳内物質をデトックスするって大事なんです。副交感神経を優位にしてあげて、考える思考をゆるめると血液が勢いよく回っていく。40代以降、無事に脳の病気や心臓の病気にならないためにも、納豆は夜食べたほうが頭の血液にいいと聞いてから私も取り入れています」

血液循環に着目したTWIGGY.の最新美容

お店でも血液に着目したヘッドスパを実施されているそうですね?

「水素水と炭酸ミスト両方からアプローチしたヘッドスパを始めました。炭酸は皮膚をやわらかくして吸収をしやすくするんですね。運動能力を高める水素水を使った「高濃度酸素ジェット」を当てることで血液を多く循環させる。それが高いリラクゼーションにつながるんです。そこに「レボックス」という微弱電流をリンパと経絡に流します。心地よい刺激によって頭皮環境を整え、健康な毛髪の育成を促していく。そのシステムを私たちは今TWIGGY.メソッドとして作っています

プロデュースされているプロダクトも自然治癒力にこだわっていますよね

「実は、オーガニックがいいとは一概には言えないんです。髪はすでに細胞が死滅しているので、頭皮にはオーガニックの商品を選んでいいと思うんです。でも髪のキューティクルが剥がれ落ちた部分に働きかけるにはサイエンスがないと絶対にだめです。よくオーガニックのオイル使っている人がいますが、キューティクルには浸透しないので汚れるだけ。それをサイエンスの力で早めて上げることが必要なんです。また、オーガニックは菌を持っているので、時々アレルギーのもとになったりするので気を付けないといけません。アレルギーをふさぐにはサイエンスの力が必要。だんだん美容も医療に近づいて行っていますから、医療的発想をもって美容を行っていきたいと思います」

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